3月16日は、平成３０年第１回北杜市議会定例会の最終日でした。
私は仕事があり傍聴へは行けなかったんですが、この日の本会議では北杜市議会始まって以来の事態が起こったとのこと。

ともにあゆむ会の岡野淳議員が「資格決定要求書」という「動議」を出した、ということで、一時、議会が中断するほどの事態になったとか。
「動議」という言葉、多くの方にとっては聞きなれない言葉だと思います。私も初めて聞きました。
調べてみると「会議中に出席者から予定議案以外の議題を出すこと」。
議会の傍聴は何度か行ったことがありますが、あの雰囲気の中で予定されている議題以外のことを提案するというのは、なかなか勇気のいることなのではないかと思います。

さて、その「動議」の内容、「資格決定要求書」が出されたということなんですが、どういうことなのか、傍聴へ行っていた友人に詳しく教えてもらいました。
どうやら、北杜市には、北杜市に住んでいないにもかかわらず、北杜市議会議員をやっておられる方がいらっしゃるようなんです。藤原尚という議員さんとのこと。
北杜市に住民票はうつしておられるようですが、実際には韮崎に住んでいるんだそうです。
そんなこと本当にあるのかな、と思って、おっかなびっくり、議員名簿に記載のある藤原尚さんの電話番号に電話をしてみたら「現在使われておりません」という、むなしいアナウンスが聞こえてきました。

議員名簿って、何かあった時に市民が議員さんに連絡をするために公表されているんだと思ったんですが、そこに記載のある電話番号が使われていないって、どういうことなんだろうか、やっぱり本当に北杜市には住んでいない方なんだろうかと、強い疑念を抱きました。

そこでいろいろと調べてみました。
ためしに「藤原尚　韮崎」で検索をしてみたら住所の照会をしているサイトがヒットして、韮崎の、おそらくご本人が住んでおられるという場所の住所が出てきました。同姓同名の方の住所なのかもしれませんが…。
もしかしてと、facebookも見てみました。こちらも同姓同名の方なのかもしれませんが、韮崎市在住の「藤原尚」さんという方がヒットしました。プロフィール画像は瑞牆山になっていました。

これから北杜市議会は特別な委員会を開き、この件を調べるそうです。
市民としては注視していきたい一件だと思います。

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